海人部長は、
思いっきり悲しそうな顔をして、
軽くうなずいた。
「じゃぁ、お疲れ様でした。」
そういって、
私が扉を閉めようとした瞬間。
不意に、
部長が近づいてきて、
ぐいっと抱き寄せられた。
ちゅ と軽く頭にキスを落とされて、
ちょっとパニックになった瞬間、
ほほに軽くキス。
そのまま首筋にもキス。
や、普通にキスされるよりも
なんか、はずかしいっ
「ぶ、部長っ」
何やって・・・ ってか、ドキドキしちゃう。
「・・・また、月曜日・・・ね?
今日はゆっくり休むんだよ?」
いつもと変わらない柔らかな笑顔を添えて、
部長は、私の前から立ち去った。
はぁ・・・なんか、
どっと 疲れが・・・
あわてて扉を閉めたのでした。

