そんな私を くすりと笑って海人部長は、 かわいぃって耳元でつぶやいた。 ふんわりとした部長の髪の毛が耳にあたって、 優しいにおいに包まれて、 もう、 もーーう、心臓が!! 「おぉい。見せつけんなよ。海人。」 二人の間に邪魔が入った。 ふと、見上げると 視線の先には、 「あぁ。兄さん。」 「呉羽部長!!」 営業部長の呉羽部長が立っていた。