極上笑顔の上司


るんるん 楽しげに歩く
利理ちゃんに連れられて、
会社の裏の開けた広場前に出た。

「ふふ。知ってました?
 ここ、朝から販売してるんですよぉ。」

そういいながら、
一つの移動販売車を指差す。


そして、
手慣れたように、
注文して、受け取ったソレを私に渡す。

「どぉぞ。綾菜さん。」

「あ。ありがと。利理ちゃん。」

こんがり焼けたベルギーワッフル。


おいしそうな香ばしいにおい。


それだけで
頬がゆるむ。


「!おいし。」

「でっしょーー♪」