芸能人とスキャンダル!?―ありえない恋―

「いいじゃない!春馬君はいっぱい食べるし!いつも泊まらせてもらって悪いし、今日はここに泊まっていけば。」


「夏紀も泊まるし。」


・・・そっか。うん。それもいいかも。


「分かった!」


「行ってらっさ〜い」


あまり遠くない距離に春君の家があって。私はいそいそと家を出る。


(春君喜ぶだろーなー♪)


何て考えながら、春君の住むマンションへと向かう。


ーピーンポーン。


「ただいま♪」


鍵持ってるから、自分で開ければいいんだけど。春君の声聞きたくて、オートロックのインターホンを押す。


『笑美・・・?』


「うん♪開けて?」


『待っとる〜。』


少しこもった声。
寝てたのかな・・・・?
そりゃ疲れてるよね。


・・・失敗。
自分で開ければよかった。