『・・・良かったぁっ!!!』
受話器の奥から、安堵した様子の作田さんの声。
「ぇ・・・?」
『電話・・・、掛けてくれへんかと思ったぁ・・・。』
え・・・・?
さっきから、『え?』ばっかりだ、私。
『良かったぁー。』
そんな風に言われると、一人で照れる///。
『名前・・・、何て言うん?』
名前・・・っ、
自分の名前もすぐに答えれないくらい、私はちょっとおかしくなってた。
「神谷笑美・・・です。」
『笑美ちゃん?』
「はい・・・。」
【笑美ちゃん?】
そう言われただけなのに、
私・・・おかしい・・・、
すごいドキドキしてる。