ーカチャ。
呼び出しをしないで、自分で開けた鍵。
・・・呼び出してたら、あんな瞬間。見る事なかったのに・・・。
部屋の前に着くと、消えてる電気。
どこ行っちゃったんだろ?
まさか・・・寝ちゃった?とか?
有り得る。(!?)
寝てるなら、起こさないように。
静かにドアを開けた。
でも、ドアの向こうにあったのは、そんな生易しいものじゃなかった。
「・・・・・・!」
家政婦は見た!みたいになってて。あまりの衝撃に、もう何が何だか分からなくなって。
ーバタンッッ!!!
さすがに、帰りまでは静かにドアを閉める余裕もなくて。
溢れる涙を、
・・・止める事も出来なかった。

