「あー。やっぱ?」

「うん。絶対。」

「…。」

・・・・・・・・・・・・・・・
帰り
・・・・・・・・・・・・・・・
「杏!帰ろ!」

「はいはーい!」

喋りながら歩いていると…。

「あ!大会に来てた子だー。」

「おー。ほんとだー。」

「ほらね!俺わかってたもん。ね?」

俊くんが言った。 一瞬私に話しかけられたのかわからず、とまどう。

「え?あ、はいっ!」