書庫の屋根から部屋のベランダまで
ラルに抱かれて空中散歩♪
ふわりとベランダに降り立つ。

ゆっくりと
優しく下ろされるけど
首に絡めた手を放すのが
淋しくて足がついても
ぎゅっと首にしがみ付く。

ラルは私の背の高さに
合わせて屈んでくれて
そのまま、
また唇を重ねた
軽く下唇を噛まれると
痺れたみたいに息が震えて
無意識に甘い声が出てしまう
絡み合う思いに答えていくと
それは深く深く相手を
求める事になる・・・
でも、お互いに止まらなくなるって
分かるから、
どちらともなく唇を離す。