当て馬ならし

私は、タシーの後ろに
控えめに立っている人物に目をむけた。

「7日も夢うつつを彷徨って、
 こうして元気でいられるのは、
 他国の姫である私を、
 ハトナがしっかり看病してくれた
 おかげよ。
 本当に、ありがとうハトナ。」
そう言うとハトナの目に
光るものが浮き出る
私は傍によって
それを人差し指でぬぐった。
無言でハトナは頭を垂れる。

「おねぇちゃん、素敵なメイドさんに
 ついてもらえてよかったね」
そういってベルが寄ってくる
「初日にタシーが
 渡りをつけてくれたお蔭よ」
タシーは腰に手をあてて胸を張って言う
「この人にならうちの姫預けて
 大丈夫だって思ったんです!」
そういって笑う。
私もうなずきながら笑う
ベルもさすがーっ
て言いながらわらって
ハトナもクスクスと笑ってくれた。