当て馬ならし

「そしてついにその時は
 やってきたんだ。」
目を輝かせながら語るジフェル
「7年目でやっと城の地下、
 つまりここから城壁部分、
 さらには私の自室に至るまでの
 アンチマジックフィールドが
 完成した!!」
ジフェルはスフィアに
つかつかと歩み寄り

こちらに振り返って両手を広げた
「そしてついにこのスフィアを
 動かす時がきたのだよ!!!」
ヴェレイズの残したスフィアは、
7年前、効率の悪さから放棄した
マナ暴走装置だという。

この装置はやはりヴァレイズが
闇商人ゲゼルヴァーツから
購入したもので、
この装置の特性を分析し
独自の術式を組み立て
7年前の暴走を引き起こす
計画を立てた。

「私はねぇ・・・
 時間をかけてじっくりと計画を実行する
 ・・・なんでも自分の魔力で
 どうにかなるという奴らの
 隙をついてね」
得意満面の歪んだ笑顔・・・