当て馬ならし

これは私の勝手な想像かもしれない
でも、あの心を覗いたから
・・・わかってしまう・・・

『信用しない』そういいながらも
『疑いきれない』
そんな・・・
甘さと大きな優しさを
彼は・・・持っている

そんな・・・人だ・・・

いまだに成長段階の
一人の青年だ・・・
彼がたまたま大きな魔力を持ったばかりに
周りが彼を巻き込んでいる・・・

それが辛かった。

竜について調べる為
各地を回りたいと言っていた彼

でも、そんな事は王子である
彼に許されはしないのだろう・・・

あの時、抑え込むようにして
諦めていたのは自分の立場を考えてだ

そんな彼を・・・
こいつは・・・

きっと恨めるなら・・・
誰でもよかったんだ。

その暗い欲望を満足させるために・・・

なのに・・・
彼は自分を責めていた・・・