当て馬ならし

それが・・・6本
つまり6人がスフィアを
取り囲むように配置されている

胸が上下して息をしているようだ
・・・まるで深い眠りに落ちてるような
状態なのだろうか・・・
とりあえず生きている事にほっとする。

そして・・・気がついた・・・

緑色の光の柱の中に浮かんでいる
小柄な女性の髪の色が
濃いブラウンをしている事に
そして、切り刻まれてはいるが
纏っているローブと思わしき
濃い緑色の布に見たことのある刺繍が
してあることに・・・

初日の・・・初日、
劇場であった要注意人物のあの姫だ!!
「なんでここにいるの?!
 帰ったはずじゃ・・・」
思わず言葉がもれた・・・
「おやおや、なるべく他国の姫とは
 トラブルになるから接触しないように
 注意をうながしていたのにねぇ」
「ここにいるのは
 ・・・みんな・・・花嫁候補なの?」
「あなたを含めてまさに
 ・・・そのとおぉりぃ~」
歌いだしそうな口調で
ジフェルはナイフを弄んでいる。