朝食会にはきちんと間に合って、
いつもと変わらず穏やかな朝食を
王子と取る。

沢山の目の中でも
臆することはない。

この数日でピコランダの国の事も
解ってきたし、
本当にこの国が好きだった。

きっと私が見えていない
問題もあるだろう
それを一緒に乗り越えていきたい
そう思う・・・

この国の未来を担うアル王子の肩の荷が、
少しでも軽くなるお手伝いが出来たら
そう思わずにはいられないほど
まっすぐで真面目なアル王子
彼の瞳が私を映してくれている。

さて・・・永遠に
私だけを見つめてくれる
瞳になるのだろうか。
談笑しながら私は彼の瞳は・・・
太陽の輝く青空のような色だと思った。