しょぼんとするなら私なのに、
付き合ってくれてる
彼が淋しがってくれてるのは
なんだが可愛いし、
嬉しいけど仕事は仕事だ。

「そんな、いままで夜勤明けなのに
 私の稽古に付き合ってもらって
 感謝しています。
 ゆっくり休んで魔物を
 無事討伐してきてくださいね。」
そういうと彼らも厚い胸板をぐっと張って言う
「おう、ささっと終わらして
 帰ってきますよ!」
私も胸を張って
「みなさんが魔物退治にてこずるようなら、
 一人で稽古して腕相撲にも勝てるほど
強くなってしまうかもしれませんよ?」
挑発的に笑うと兵士たちはどっと笑った。