残った花嫁候補は8人だった。

24分の8

三分の一が帰国したという事か。

驚いたことに、
初日の要注意人物、
緑ローブのあの姫はいなかった。

うーん、緊張でやっぱり
うまく印象にのこれなかったのか?
予想が外れて残念・・・
いやいや、
ライバルが減ってよかったじゃない。
当て馬のカンとか
嫌なカンが外れてよかったよ。

食事は厳かに進む
自己紹介が終わり
出席していたピコランダ関係者も
紹介される。

王や王妃のお話を聞きながら、
アル王子に質問したり
質問されたり、
姫たちも終始和やかに
食事を終えていく。

アル王子の心を覗いてみる・・・

特にこの子という姫が
いるわけではなさそうだ。

きちんとこの国の為になるように、
そんな責任感が伝わってくる
好意はすべての姫に
平等にあるようだ。
未来予知も起こらない事から
まだ未来は決まっていないってこと!

まーそれはここにいる全員に
チャンスがあるという事だけど・・・

よし、今回こそ決めてやるんだから!