「という予定になっております。
 結果は夕方には出ると思われます。
 昼食時にお聞きした件、
 兵士にも伝えておりますが
 明朝はどういたしますか?」

結果発表という大事な日

朝の稽古をするかと
再度の確認をしてくれる。

既に兵士に伝えてくれているという事は
基本的にはOKだけど、
私の気持ちを考えての提案だろう。

たしかに、衝撃的だけど
だからと言って私には日常だった。

縁がないつまり不合格だと
今までと同じで重い帰国が
8回目になるだけ・・・

平静を保つ意味でも、
日課を自分に課しておきたいと思った。

「あの丘の上で
 城下町の朝を見てみたいから、
 お願いするわ」

ハトナはほんのり和らく
「承りました」と言った。