好き。そう気づいてからまた1ヶ月がたとうとしている


「明日ちゃうん?風間さん」

綾音がにやにやしながら足を組み、アイスを食べながら話す。


あんたのそのボディーはどうしたら手にはいるんだ


「うん。明日」

「オシャレしてくんやろ?」

あ、ニヤニヤ度増えた…


「そ、そりゃあ……ね、」

「告んないの?」

「えっ?!そんな、え、いきなりっ?」

「え、だってラインしてんでしょ?」

ライン…

3年通うけど、連絡先とか考えたことなかった。


それに、この気持ちが好きやって事も、気持ちが増したのもつい最近の話やし。


「まさか、知らない?」

「うん」

綾音は呆れたように頭を掻きながら、ため息をつく

「じゃ、まずはラインききな?明日」

「えっ明日っ!?」

「そ、明日。行動は早い方がいい」

綾音から出てくる言葉が信じられない。


「でも、どうやって聞いたら良いかわからし…」

そもそも、美容師さんに連絡先聞いて大丈夫なのかな?変に思われないかな?

そんな疑問が頭をよぎる


「んー、好きな物の話とかでつるのは?とにかく、あったら何かと話題あるやろ。頑張り」


言い出しといて最後は投げた。

まぁ、やってみようかな。

作戦第一。ラインを聞く