「はいはい。ごめんって。」
ミューは苦笑した。
「前の席、良い?」
そう言った女性はレヴィだ。
正面に座ると、笑った。
「何だか、あの任務以来だね。この四人と居合わせるの。」
「てめぇが食わねぇからだろう。」
「任務の関係もあるしな。」
「吾輩も暇ではない。」
ミューに三者三様の言い分で答えた。

そんな日常が再び紡がれている。
神はそれを見守る。
そして、神の傍らの光もまた見守っている。

人間界はいくつも分かれている。

領土侵攻で諍う世界。

ひとでないものが住んでる世界。

人間が異能力を使う世界。

人間だけが住む世界。

それぞれを神は見る。
そして、魂を振り分ける。

「さぁ、いっておいで。」
神は魂を導く。