蓮side

あいつの歓迎会をすることになった。

聖虎は酒が強いからどんなに呑んでも酔わない。

まぁ俺もだけど。

聖虎はあいつにテキーラを呑ませた。

一瞬にしてあいつの顔は真っ赤になった。

か、かわいい。

ってこいつ酒弱い?

ん?

なんかキョロキョロし始めたぞ?

あいつの観察しての面白いな。

あっ!

目合った。

「れんたん♡」

れ、れんたん??

俺のこと?

てか初めて俺の名前呼んだ?

「ねぇーれんたん?」

蓮「ん?あぁ?どした?」

「ねんねしたい」

蓮「眠いのか?」

「うん」

蓮「帰るか?」

「うん」

蓮「春」

春「どおしました?」

蓮「俺こいつ連れて帰るわ」

春「弱かったんですね」

蓮「そうみたいだ」

春「わかりました。気をつけてくださね」

蓮「わかってる」


俺は紫龍の倉庫を後にした。