「あんたさぁ………」



3人のうちの一人が話しかけてきた。

それも、呆れた顔で。




「な、なによ。」


「監禁とか、するタイプじゃないでしょ。w」



彼の、ひとをばかにするような言い方に、カチンときてしまったけれど、もう遥汰がいない今。



人生が、私が、周りが、どうでも良くなった。



「えぇ、そうよ。もともと、こんな女じゃなかったわ。
学校のテストでは、毎回一位で、2年連続生徒会長。

ガリ勉女で、今みたいに嫌な女では、なかったはずよ。



なんか、自分の事を話しているのに、まるで他人の説明をしているように話していた。