『ありがとう!!』 家を飛び出した。 後ろからは、さゆりの叫び声が聞こえるが、そんなのに構っている暇はない。 今すぐにでも、心羽に会わなきゃ………… 『心羽さんは、カフェにいます!!!』 あの3人のうちの一人が、大きな声を出して場所を教えてくれた。 もう、後ろに振り返る暇はない。 ひらひらと、手を振った…