白の王子と黒の女王

人生?何それ。

私は後悔はしていない。

だって、自分からこの人生を選んだんだから。

反省はしている。

どんなひどいやつでも、人間には変わりがないと。

出てくるべきじゃなかった。
知っていた。

あの日、あの瞬間から。

自分は地球に落とされた何百万もの雫の一つということを。


神様が流した涙。

あまりにも小さすぎる私に、その日が来たのは当然のようで絶対に許されないことだった。