朝、いつものように太陽が昇り。


いつもの時間に携帯のアラームがけたたましく鳴り響き。


いつもと同じように私は目を覚ました。


また、いつもと同じ日が始まる…



いや、少し語弊がある。


今日はいつもとは違う日になるのだから…



未だに覚醒しない寝起きの重たい体を無理やり起こし、眠い目を擦る。


壁に掛けてあった制服を手に取ると、ゴソゴソと寝間着から着替えた。



着替え終えると、自分の部屋から出て、私が向かう場所は洗面台。


そこで、顔を洗い目を覚ます。


顔を上げると、鏡越しに自分と目が合う。


そこに居るのは、どこにでもいるような普通の女の子。


そう、見た目は。だ…


それについては追い追い説明するとして。



顔を洗い、髪の毛を整えると次に向かったのは小さなリビング。


リビングに備え付けてある椅子の上に置いてある、エプロンを手に取り、これまた小さな台所へと向かった。