「次の方―」



唇が触れる寸前のところで定員さんに呼ばれる。



「は、はい…」



恥ずかしさで俯いてしまう。



「じゃぁ、コレと…!?」

「え…!?」



顔を上げると、定員、もとい、高倉啓がいた。