「心配かけられた仕返し」 そう言って、葵は小さく舌を出して笑う。 「~~っ!」 恥ずかしさで、何も言えなくなって俯く。 「そんな可愛い顔されたら、またしたくなるんだけど」 「!?…そっ、それはダメ!ほら、飲み物買いに行かないと!」 「はいはい」 クスクス笑う葵を押しやって、敷地内にある売店に向かった。