「…俺らも行くか」 「うん。そうだね」 私達は、近くにあったウォータースライダーに乗ることにした。 「結構高いね!」 「確かに」 皆、ミニボートに乗ってどんどん滑っている。 「カップルの方は2人乗りでどうぞー!」 ボート貸出し係のお姉さんに、2人乗り用のボートを渡される。 「あ、私達カップルじゃ…」 「いいじゃん、2人乗りで」 葵が私の言葉を遮って、ボートを受けとる。 …葵がいいんならいっか。