「お待たせ~♪」 更にテンションが高くなった由美さんが、外で待っていた葵に声をかける。 「……」 な、なんか、葵の視線が痛い… 「母さん、パーカー持ってる?」 「持ってるわよ」 葵は、由美さんからパーカーを受けとると、それを私の頭にのせる。 「これ、着といて」 「あ、うん」 とりあえず、葵から渡されたパーカーを着る。 私の後ろで由美さんが、「青春ねぇ~」とか言ってるけど、私には意味が分からない。 あ!もしかして…