「あ、由美さん。おはようございます」 朝、先にリビングに来ていた由美さんに挨拶する。 「じゃあ、行きましょうか」 「え?そっちは、台所じゃないですよ?」 台所と反対の方向に行こうとしている由美さんを呼び止める。 「いいの、いいの♪」 「???」 訳がわからず、何だか楽しそうな由美さんについて行く。 「さ、入って!」 「失礼します…」 由美さんの部屋に入ると、後ろでカチャリと鍵の閉まる音がした。