「ちょ、ちょっと、葵…!」 ひかるが抵抗しようとすると、葵はひかるの両手首を掴んだ。 ひかるは身動きがとれずオロオロしていると、不意に、葵がひかるの耳元に顔を寄せ、 「静かにしてなよ…」 と、低い声で囁いた。 …恥ずかしすぎて、倒れそう! 葵に、熱っぽい目で見られて、頭がくらくらする。 うぅ…誰か助けて~! そんなひかるはお構いなしに、葵はその柔らかい唇で、ひかるの耳を挟む。