「…分かった。黙っててやるよ」

「本当に！？良かった…」

「じゃあ、これは口止め料…」



そう言って葵は、ひかるのおでこに唇を押し当てた。



「ひゃっ！」



ひかるは葵の唇が触れた所から、体温がどんどん上昇するのが分かった。



「顔、真っ赤」

「そっ、それは葵がっ！」



葵が、笑いながらひかるの頬を指でつつく。



「じゃあ、夕飯行くか」

「…うん」



葵は黙っててくれるって言ったけど、私、これからどうなちゃうんだろう…