「これが先生たちか… 美里? どうかした?」


葵が先生たちのページを開けた瞬間私はすぐに1人の先生に釘付けだった…


ずっと好きだった人…


私を変えてくれた人…


「バーカ…」


私はふとそう呟いた


「美里? 何か変だよ?」


葵の言葉で私は我に返った


「えっ… あっ! 大丈夫だよ」


「ならいいんだけど…」


葵は心配そうに私を見つめた


卒アルに目をやると一番に目に入る穏やかな笑顔


水澤誠(みずさわ まこと)


会いたい…


もう終わったことだけど…


会いに行きたいんだ…