顔をあげた瞬間私の頭は真っ白になった


う、嘘…


私の頭は突然クラッシュバックした




あれは中2の春


私は新学期そうそう遅刻


急いで教室に向かった


「うわ!」


廊下の角を曲がると同時に誰かとぶつかってしまった


私は謝りながら資料を拾った


「あの、すいませんでした!」


私は資料を渡し顔をあげた


顔は特別かっこよかった訳じゃない


けどなぜか不思議な感覚に襲われた


その大きな瞳に吸いこれそうで…






「相沢さん…」


はっ!


私は名前を呼ばれ我に返った