放課後私はグラウンドに向かった


サッカー部はいつも通り練習をしている


ちらっと龍はこっちを見た


私は慌てて目をそらす


もう赤の他人みたいな関係になってしまったんだ…


いつもなら走って来てくれるのに…


部活が終わり私は龍のところに向かった


私が声をかけようとしたとき龍が私のほうにやって来た


「お、お疲れ様…」


私は動揺しながら言った


「ありがとう… 話あるんだよな?」


「まぁね…」


「じゃあ門の前で待ってて」


そう言うと龍は部室に向かった


前まであんなに近くにいたのに…


今じゃぎこちない会話しか出来ないなんて…