月日はあっという間に過ぎるもので…


もう夏になっていた


今は7月の上旬


あれ以来龍とは一切何もない


廊下ですれ違っても目も合わせない


結局体目当てだったんだ…


悲しいけどこれが現実だよね…


片思いも辛かったけどこっちのほうが辛いよ…


何で興味のない人に優しく出来るんだろ…?


先生も龍も一緒だよ…


バカみたいに優しくて…


でもその優しさは偽りだったんだよね


私は1人帰り道を歩いていた