~友達以上恋人未満~

「何!?」

「あんた何様のつもり!?」

「しかも!!」

「みんなあんたのためを思って言ってるんだよ!!」

あいつは無言のままだった。
何も言わない。
息をしてるかも分からないぐらい静かだ。

そして大きなため息を出した。

「はぁ~…」

それにカチンと来たのか女子軍団が反抗を始めた。

「何その態度!?」

「お前ら分かってねぇなぁ…」

「何が!!」

「あんたもそんな人だから彼女に捨て…」

私はその言葉に反応してしまった。
そして無意識に立ち上がっていた。

そいつの事は悪く言わないで…。
まったくの無関係なの…。
だから…。

私は深く頭を下げた。
そして深呼吸をした後に大声でこう言った。

もう誰もそいつをバカにするのはやめて!!

そして走って教室を出て行った。
無言で大泣きしながら…。

どんなに涙を拭っても…。
溢れてくる涙…。
その涙が止まる事は無かった…。