行く先は違っても

バンッ!!!!!!

「んんーーーっ!」

『音無!!!!!!』

そこには腕を縛られガムテープを貼られた音無の姿があった…

『いまはずしてやるからっ』

びりびり…

「ありがと…」

ぎゅっ…

「!?ちょっ、なにしてるの!?」

『なんでこんな無茶をした?』

『俺がどれだけ心配したかわかってんのかっ?』

「なんで…なんで水谷くんにそんなこと言われなきゃいけないのっ!彼女いるくせにそんな思わせ振りな態度とらないでっ泣せっかく前へ進もうと思ってるのに…なんで…なんで泣」

『好きだからにきまってんだろ!!!!!!!!!』

「へっ?だって琴葉ちゃんは…」

『お前がいつまでたっても俺の気持ちに気づかねーから諦めようと思って…』

「ばかっ!水谷くんだって私にだけ冷たい態度とってたくせに!」

『それは照れくさくて…』

「そんなの知らないっ」

『…
なあ、俺と付き合ってくれるか?』

「今はだめ。」

『なんで』

「琴葉ちゃんとお別れしてないでしょ?」

『わかった。合宿が終わったら言う。そんときにまた言うからな』

「うん。」

『合宿所戻るか』

「ん。」