「颯人、ちょっと時間いい?」

『おう』





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in屋上

『なんだよ話って』

なんでめんどくさそうなの?

「…」

『早く言えよ』

そんなに私としゃべるの嫌だったの?

「あのさ」

『おう』

「距離置こう」

『やだ。無理』

「じゃあ、別れよ」

『そっちのほうが無理』

「…」

『なんでそんなこと言うわけ』

「…」

『言えないってことか。お前に何があっても俺はお前を手放そうとは思わない。だから気持ちの整理がつくまでずっと待ってる。』

「…じゃあ、また…」

『待て!これだけ言わせてくれ…
好きだ。』

「ありがと…」