その時わかった。

自分が持つ《のうりょく》に…

人に触れるだけで心声が聞こえてしまう事に…

それ以来人と関わるのを止めた。

お母さんの事も信じられなくて、しばらくは祖父母の所にお世話になっていた。

もちろんなるべく触れない様に。

心の声を聞かない様に。