せっかく忘れようと思っていたところだったのに


(ど~してまたこいつがいるのよ~)


わたしは心の中で叫んでいた。



「え~!なになに、美桜知り合いなの?」


「いいな~。こんなかっこいい知り合い。紹介して~」


周りの女子が口々に言いだした。