そして放課後帰る用意をしていると 

「おい。帰るぞ。」 

と恭太が話しかけてきた。


わたしは無視をして帰る用意を終え鞄を持とうとすると

鞄を恭太に取られ、手を引っ張られた。


うしろからは

「バ~イバ~イ。」

と優奈達の声が聞こえてくる。


校門を出た辺りでわたしは

「ちょっと!手を離して!」

と恭太の手を振り払った。