青木くんにはご用心!!




「ええ!?あそこでするの陽ちゃん!?」



目を丸くして驚く川浪先輩。



そ、そこまで驚く!?


そんなに私があそこでバイトするのやばいの!?



ちょっとムッとなる私。




「で、できます!!もー先輩達が来る時にめっちゃおもてなししてあげますよ!!!」


私は鼻息を荒くして川浪先輩に言う。



「じゃあ!私もう行きますから!!!!」



きっ、と川浪先輩を人睨みしてから私は門の外へと歩き出した。



こーなったら絶対受かってやる!!!!




足早に去る陽を苦笑いで見ながら優香は口を開く。



「………まだ受かってもないのにあの子は何言ってるんでしょーね」


その言葉にクスクス笑いながら川浪は返す。



「でも受かったら面白いなーあ。俺らと同じ年の超絶イケメンがいるんだよね〜あそこ」


え?と優香は聞き覚えのある単語に驚く。



「青木………………???」