「あー、俺今まで河瀬と飯食ってたんだよね。んで、帰りここ通ったら入学式終わったとこだったってわけ!」
ええ!?河瀬先輩と!?!?
河瀬先輩は!?!?!?
「ぷっ、陽ちゃん、顔に出過ぎ。河瀬なら、バスケ部のやつらとボーリング行ったよ」
私は何も言ってないのに、察して笑いを堪えながら答える先輩。
かあああああっと、自分の顔が火照るのがわかる。
そ、そんな河瀬先輩求めた顔してたのか私!!!
そんな私を見て、優香は「おバカ」と呟く。
「そ、そうなんですね!!」
恥ずかしさで川浪先輩の顔見れない………
「陽、帰って準備しなくていいわけ?」
優香が自分の腕時計を見ながら言う。
「え?陽ちゃん今日何か予定でもあるの?」
「陽、面接なのよ。この前ご飯食べに行った所」
