そう言った私を見て、優香は意味深にふっと笑う。
「河瀬先輩、ねえ…………」
「な、何?その意味深な笑みは………」
「なんでもなーい」
そー言われると余計気になっちゃうじゃないか
「それより!陽、明日入学式だけど、ちゃんとボサボサの頭とかはやめなよ!?」
優香が私の髪を指差しながら言う。
「あんた、ショートだわ、くせっけだわでいっつもボサボサなんだから!!入学式ちゃんとしてなかったら一言もしゃべんないからね!!!」
「わ、わかりました………」
気迫がやばいっす、優香さん………
「そんなにボサボサかなあー?」
気になって、私は自分の肩にもまだついてない長さの髪の毛をいじる。
「ボサボサよ。この前河瀬先輩とご飯食べた時もボサボサよ。」
えええええ!?!?嘘!?
あの時もボサボサ!?!?!?
「早く言ってよ!!!!!」
「前から言ってるでしょ!!!?」
「そ、そうだっけ……」.
そーいえば前にも言われたような気も………
