「実のところ、困ってたんだよね。あの人、バイト先によくくる人なんだけど、1回ご飯一緒に食べただけで調子乗っちゃって」



はい!?!?!?



開いた口がふさがらない。



「何か勝手に家調べられてるし、女の子って怖いね?まあ襲われてた所を木崎さんが飛び込んできたとゆうわけ」



つまり、私のさっきの戦いは意味なし!?!?



「からかったのね!?!?」



「だからそう言ってるよね。木崎さんてバカなんだね」



ふふっと笑う青木くん。



お隣さんがこんな人だったなんて…………!!!!



私の想像してた綺麗なお姉さんを返せ!!!


「帰ります!!!!!!さよなら!!!!」


「ふふっ、さようなら」




ひらひらと手を振る青木くんを睨みつけながら私は荒々しく玄関へ向かう。




そりゃあ勝手に勘違いして部屋に入った私が悪いんだけどさ!!!




お隣さんにはきちんと挨拶を、なんて考えてた私はもうどこにもいないのであった。