「木崎、送ってこーか??」
「いえいえ!もーこっから結構家近いんで、大丈夫です!!それより先輩電車きちゃいますよ!」
「おわあ!?ほんとだ3分前だ!!!!ごめん木崎!」
ならまたご飯行こうなー!と爽やかに手を振る先輩。
慌てる先輩を見て笑いながら私も手を振りかえして河瀬先輩を見送った。
「あーっやっぱ素敵だ河瀬先輩……っっ!!」
河瀬先輩が行った方向をうっとりと見る。
「あんたバカね〜!送って貰えばよかったのに。」
「いやーそんな恐れ多すぎるよおおおお」
「本当に陽ちゃんは大輝好きだね〜んじゃ、俺らも帰りますか!優香ちゃん、送るよ」
優香はここから少し家が遠いので川浪先輩に送ってもらうみたい。
「じゃ、また連絡するわね。陽」
「うん!バイバイ優香〜っ!」
川浪先輩と優香とも別れて、私は自分のマンションへ向かう。
