「帰りは泰葉、助手席でいいよね?私、ちょっと寝る」

安川はそう言いながら後部座席に乗り、すぐ寝る体勢になった。

「寝るの早いなぁ・・・」

「何か昨日、立川くんとずっと喋ってたみたいですよ」

「へぇ」

助手席に妹尾が乗り、シートベルトをしたのを確認すると車は走り出した。