「タオル持ってきたけど・・・」 「すいません・・・」 まだまだ熱が上がるのか、汗がさっきよりもすごい。 「俺、向こうにいるから着替えろ」 「はい」 妹尾にタオルを渡すと、バスルームへ向かった。 薬が切れたのか? もし、明日も熱が下がらないようだったら帰りに病院探してー・・・ ゴトン! バスルームのドアノブを回そうとしたときだった。 ベッドの方から何かが落ちる音が聞こえた。 「妹尾?」 ベッドで寝ていた妹尾がいない。