「さあ、帰ろうか」
とヘンゼル。


「うん」
私たちはパンを辿って帰ろうとした。
でも、帰れない。。

「パンが…ないよ」
ヘンゼルが言う。

私が行き道に落として来たパンが跡形もなく消えていた。

「鳥に食べられちゃったのかな…」

「多分ね…」