数分後-
「ん、ふ、ふぁ〜ん?
ここどこ?」
「お、やっと起きたか」
お父さんの顔が目の前にあった
ち、近っ
ゴンッ!
「い、いったぁー」
よし、頭突きしてやったぜ
「なんちゃーって
こんなのいたくないよー
ほらほら逃げない逃げないー」
いやいや、誘拐犯みたいになってるから
しかも、笑ってるけど目が笑ってないし
怖い怖い!
「んで、何?
んで、ここどこ?
なんで、あたしを殴ったの?
蓮兄達はどこに行ったの?
転校しなくていいの?
なんでお父さんがいるの?
お母さんはどこに行ったの?
聞きたいこといっぱいあるんだけど」
「まぁまぁ、落ち着いて落ち着いて
そんなアピールされても困る///」
こ、こいつ!わざとやってんのかこら!あ?何でてれてんだよ!彼氏でもねぇーくせに!しかもアピールじゃなくて聞いてんの!こいつ許すまじ、あとでぶっ殺す
「彩、殺気しまって、怖い」
おめぇーのせいだっつーの!
「んで、何さ?」
「だから、転校してもらうの!
彩には!」
「だから!なんで不良校なの?!
怖いから嫌なんだけど…」
「なぁーに怖いとか言ってんの
元族に入ってたでしょ?今もだけどさ!
彩なら大丈夫!
そんな殺気出せれば!」
それ、どーゆう意味だよ、あ?
「あ、彩だから殺気しまって…」
はぁ…もうやだ
「とにかくあたしは無理だから」
「だからね、行って?」
「やだ」
「行って!」
「やだ」
「行け」
「いやだ!」
「ほほーう、この俺に逆らうとわな、いい度胸だなぁ〜?」
「殺気出しても無理だから」
「ふーん、まだ行かないのか、じゃあしょうがないな」
「いいよ、やってやろーじゃねぇーか」
バシッ!
パンッ!
私達家族ははなんか変わっているみたいで…
お父さんはムチ、あたしはひもって言ってもちょー太いやつ当たったら痛いやつで、お母さんがくさり、蓮兄が手錠、裕がーあー?んー?なんだっけ?まぁ裕はああ見えてちょー怖いです…だからなかなか彼氏だの、彼女だの出来ないわけですわ…
まぁでも私はいらないんだけどね…
あの事があってから…
まぁそれは置いておいて
「怪我してもしらねぇーぞ?彩?」
「上等」
ペシッ、バシッ、バンッ、ドカッ、
「はぁ、はぁ、はぁ、さすが、お父さん」
「彩もやるな
でもここから」
「あーあ
それ出しちゃうの?
じゃああたしも」
何を出すの?って思った方、ムチはひものムチになり、ひもはさらに硬くなり、ちょー太くなります。ここから見ない方がいいので飛ばします
で、1時間ぐらいやった
どっちも戦闘不能
なぜかというと…
お母さんが入ってきたから…
お母さんはこの家族の中でもたぶん1番強いと思う…本気になったら…うわぁー思い出したくない!お父さんとお母さんがやった時はお父さん瞬殺だったからな…もう、この話はやめよう…あ、あはははは
「あぁーやぁー、いい加減にしねぇーと殺すぞ!?あ゛ぁ?」
「殺せるもんなら?
でもね?あたしはお母さんとけっこーちゃんと戦えるんだよ?あたしもけっこー強いから、さっきお父さんと戦った時あたし半分の力出してないし」
「あ゛ぁ?
やってやろーじゃねぇーか」
「あーあ、可愛い娘を殺しちゃうのか〜、しかも刑務所行きかー、かわいそうだなぁー?」
「っ」
「あれれー?
どーしたのかなー?
もうこうさーん?
おかぁーさん?」
「っ、ぅるせぇーな!」
おおー、怒っちゃった
「なーにがうるさいの?
意味わかんない」
「そっかー、バカだからわからないかー、ごめんねー、もうちょっとわかりやすい言葉が良かったよねー」
なんで、バカを強調するかな?
「あっらー、そんな子供に対してむきになるなんて、大人気ないねー?」
「ふふふっ
そうかしらー?
もうあなた子供じゃないけどねー?」
「なーに言っちゃっての?
娘の歳も忘れちゃったー?
ふけたねー?こうこうにねんせいだよ!きこえたかなー?ふけたから耳も悪くなっちゃったー?」
「ふけてないしー?
まだ38だしー?」
「うわー、ちょーおばちゃん」
「ないない!お前はまだ子…」
「そこまで!!!」
「蓮兄!」
「蓮?!あんた、あたしの言葉かぶせたわね?!」
「んなこと、どーだっていいんだよ!」
「蓮兄!お母さんがいじめてくるのぉ、たすけてぇー?」
「あぁ、わかってる」
うぅしゃゃゃゃっ!
もうこっち勝ったな!
「んな、な、何それ?!反則!」
「反則も何もない!母さん目的わかってやってんの?ね?」
「だって…彩が…」
「彩がじゃねぇーんだよ!寝ぼけてんじゃねぇーぞ!親父も親父!目的わかってんのかよ、寝ぼけてる親子さんよー」
「「はい、すいません…」」
「んで、納得させんだろ?」
「「はい」」
「あたし…不良校行く…」
「彩…無理しなくていいのよ?」
「蓮兄がいれば大丈夫になってきた」
「なんかあった時は俺が守ってやるからよ」
「うん!」
私は今から大変な事になることをまだ知らなかった