「あんた、誰?」
「え?酷くね?俺だよ俺!」
もしや、オレオレさぎっ?!
まだ俺ばぁちゃんじゃねぇー
「おいおい…ほんとに忘れちゃった?」
「は?」
「はぁ…もうこれやるしかねぇーか…」
何やんの?
「おらぁ!彩寝ぼけてんじゃねぇーよ!あ?俺だっつってんじゃねぇーか!」
「あっ!思い出した」
「やっと思い出してくれた?」
「ずいぶん性格変わったな…なんかほののーんとしてるっつーか」
「そうかな?」
そうかな?!そうかな?!そうかなっていったかいま!?おいおい、前はあんなに頑固だったのによぉ
おんなみてぇになっちまって
ちなみに俺と同じくひもみたいのを使う人、名前は何だっけ?
「名前、なんだっけ?」
「ひっどっ!山西 啓介〈ヤマニシケイスケ〉!」
「あーそうだそうだ、啓ちゃんだ」
「ひどいよ、あーちゃん!」
あーちゃん?
「今、呼び名決めた!」
は?
今?!
まぁいいけどさ…
ちょっといじめようかな?
俺はニヤリと笑った
「その呼び方を呼ぶよは啓ちゃんだけだよ?」
うる目に上目遣い!
「う、え、う、は、はい!///」
なぁーに、敬語になっちゃってんのぉ〜、おもしろーい
「ねぇ?」
「ふぇ?な、何?」
ここで上目遣い!
「今日、あたしに付き合って?」
「つ、付き合う?!」
はぁ…そっちの付き合うじゃないし…なに妄想してんだし、バーカ
「別に付き合ってあげてもいいけど?」
「え?は、え、や、い、や、大丈夫///」
「えー、好きなのに」
「ふぇ?」
なんだ…そのまぬけな声は…
「まぁ今日の授業終わったら付き合って!ね?」
うるうるの!上目!
「わ、わかった///」
うっしゃっ!けっこーいけんじゃん!うるうる目と上目遣い!
早く授業終わんねぇーかな?になんねぇーかな?